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役者紹介
私の役者たち
杉山雅紀   笹本純一
杉山雅紀
呼称マサキ。静岡県藤枝市生まれ。名門藤枝東高校サッカー部出身。『覇王伝』の際にかき集められたカラミメンバーの一人として知り合った。あの時のカラミは皆本当に優秀で、芝居メンバーの出来が悪いと「カラミと総取っ替えしてやる!」とわめいたものだ。その中でも特に優秀だったのが雅紀である。8年後に再会し、以来私の芝居で主役を張り続けている。
笹本純一
じゅんじゅん。神奈川県相模原市出身。『寒い国から来た魔女』で知り合う。バラ園農家の跡取りという私には夢のような境遇にあるが、跡取るのか取らんのか知らん。プロフィールには趣味「畑仕事」と書いてあった。趣味かよっ。特技は「草むしり」とも書いてあった。特技かよっ。稽古場で時々、この子には演劇の神様がついていると感じることがある。
 草野智博 森垣千歳
草野智博
トミー。埼玉県は浦和の出身。私が役者だった頃からの古い仲間だ。知り合った時からものすごい勢いで小劇場の舞台に出まくっている。私の芝居は『ロンググッドバイ』からの出演。少しのウォームアップで直ぐにハリのある大きな声を出すことができる。作詞・作曲ができて脚本・演出もできて、しかもギターが弾ける。多才の人。現在私が最も頼りとする役者の一人。 
森垣千歳
チトセ。東京都新宿育ち。『覇王伝』で主役の信長を演じた。知り合ったきっかけはうちの役者の友達だったからかな。よく覚えていない。『地下室のダンディ』に出演したのち音信不通。結婚したとか離婚したとか車の免許を取ったとか、どうでもいい情報だけは細かく私の耳に入っていた。10年ぶりの再会を私がどれほど喜んでいるか、千歳は知らないと思う。
   
三浦研
ケン。ケンケン。山形生まれ埼玉育ち。『寒い国から来た魔女』の出演者募集に応募してきた。会う前に舞台を観に行ったが、お顔が白塗りで男前なのかどうなのかさっぱり不明であった。あの時他の役者を研だと思って追いかけていたんじゃないかという疑いが実はある。研には内緒。数ヶ月前、初めて二人きりでお茶をした。ちっとも気まずくなかったことに感動した。
奥野優太
おっくん。ユータ。滋賀県湖南市出身。麻理枝が連れてきた。玉組作品は観ており、面接の際「劇場で買いました」と『狐の姫と詐欺師たち』の台本を見せられた。瞬間、心の中で「合格!」と叫んだ。私も役者だったから、好きな劇団に出演できる喜びはよくわかる。私はあなたの期待に応えられるだろうか。期待に応えるために、耳から煙が出るほどダメ出しする予定。
   須藤佳美
Erico
エリコ。神奈川県二宮町産。知人出演の舞台に出ていた。豪徳寺のお嬢様役で、白いドレスを着て髪の毛をくりんくりんにしていた。まさか後に私の役者になるとは想像もしていなかったから、あんまりよく見ていなかった。『めぐりめぐる月』『六月の少女』『がぶり寄る恋』の出演を経て、羽生一家玉組の旗揚げに参加。以来『狐の姫と詐欺師たち』を除く全作品に出演している。
須藤佳美
ヨシミ。東京都稲城市生まれ多摩市育ち。友人に「声優志望のいい子がいる」と紹介されて知り合った。『ロンググッドバイ』が初舞台だったが勘の良さに驚いた。以来、玉組公演以外にも私が関係する舞台には必ず引っ張っている。昔の芝居仲間が死にかけていた時、私の家で彼の饒舌につき合ってくれた一晩に感謝している。私が死ぬ時もご近所だから来てね。
木村麻理枝  
木村麻理枝
私はマリエと呼んでいるが仲間からはマリエモン。渋谷区恵比寿生まれ恵比寿育ち。初めて会った時は東京女学館高等学校の3年生だった。なにしろセーラー服を着ていたのだ。演劇部の仲間達と『双子の庭』を観て、玉組に入りたいと手紙を寄越した。玉組フレンズを経て『スペードの館』で初舞台を踏む。最後まで私に寄り添うと言っている。ま、どうせあとちょっとだ。